ドラマ「コントが始まる」

土曜の22時から放送している「コントが始まる」、「花束みたいな恋をした」に続いて有村架純と菅田将暉が共演しているドラマなんですが、内容はさておき劇中でマクベスという3人のお笑いコンビの瞬太(神木隆之介)が所有している車がシトロエンBXでした。グレードはGTi、16V(DHOC)かどうかはわからないけどスポーティーなタイプです。BXは最終モデルが1993年なので最低でも28年前の車。駿太はこれを高校在学中に購入したという設定になってます。第一話ではこの車にマクベスのメンバー潤平(仲野太賀)と春斗(菅田将暉)を乗せて3人で東京-博多間を往復します。

私も随分前にBX19TZIに乗っていました。その話はおいおい書こうかと思っていますが、九州往復なんてちょっとありえない。30年以上前の車が走っていることはよく見かけますが、シトロエンBXはハイドロサスはじめ電装も弱いし、壊れるところが多いんです。同じシトロエンでも2CVやアミなんかのほうが構造が単純で古くても乗りやすいかもしれないです。もちろん今でもBXに乗られている方はいると思いますが、丁寧に使いながら壊れたら直すを繰り返しているはずです。下手をするとパーツ取り用の車体を持っている方もいるかも知れません。そもそも芸人をめざすアルバイトの瞬太には維持できない車なのではないでしょうか?

赤いBXはおしゃれでドラマのアクセントとしてはとても有効です。こんな難癖つけるのがヤボなんだけど、昔BXで少し苦労したことを思い出して書きました。それでもBXは今でも思い出す大好きな車でした、自分の乗っていたモデルがクラシックカー扱いでドラマに使われるとはつくづく年を取ったものだと・・・

ドラマに登場する車で思い出されるのが「刑事コロンボ」のプジョー403。フランス車はアメリカでは外車なのでコロンボはよく「外車」と自慢し周囲はボロ車に苦笑するというシーンが多々出てきます。コロンボの捜査する犯人はセレブが多く、プジョーより高級なアメリカ車やドイツ車に乗ってるんです。「新刑事コロンボ」を製作する時は以前使ってた車体を処分してしまいコレクターから借用したとか(Wikipedia調べ)。